現在世界中で親しまれているヌテッラはまさにこのピエモンテ産ヘーゼルナッツペーストをベースにFerreroが開発した商品であり、ジャンドゥーヤチョコのDNAを引き継いだ現代のスーパーフードとも言えます。
ヘーゼルナッツペーストはトーストに塗るだけでなく、アイスクリームのソース・ドルチェの生地材料・スムージーへの添加など用途が多彩で、料理好きの方に渡すと使いこなしのアイデアが広がります。
チョコ専門店では砂糖・香料が一切入らない「100%ピュアヘーゼルナッツペースト」が販売されており、添加物を気にする健康志向の方へのギフトとしても安心して選べます。
瓶入りのため若干重量がありますが、スーパーやチョコ専門店で5〜20ユーロとコスパも良く、「ヌテッラの本家本元」として贈ると食への探求心がある方に強い印象を与えられます。
5位 トリュフ製品(白トリュフ塩・オイル・パスタ)

ピエモンテ州アルバ周辺はイタリア白トリュフ(Tuber magnatum Pico)の世界最大の産地として知られており、毎年秋(10〜11月)に開催される「アルバ白トリュフ国際フェスティバル」には世界中の美食家・バイヤー・シェフが集まります。
白トリュフは香りの強度と複雑さで黒トリュフをはるかに超える食材で、ピエモンテ産の上質なものは1グラム数千円にもなる「食の宝石」として世界中の高級レストランで重用されています。
旬の白トリュフ(秋のみ)を現地で購入して持ち帰ることは品質管理の観点から難しいですが、白トリュフの香りをインフューズしたオリーブオイル・天然塩・乾燥パスタ(タリアテッレ)は年中購入が可能で、常温保存できるため帰国時の持ち帰りに非常に適しています。
白トリュフ塩はパスタやリゾット・ポテトフライ・スクランブルエッグなど日常の料理に数粒振りかけるだけでトリュフの芳香が広がり、コストパフォーマンスの良い高級食材として料理好きに絶大な人気があります。
専門食料品店やポルタパラッツォ市場では産地や製法の異なる複数のトリュフ製品が揃っており、小瓶のトリュフオイルは10〜15ユーロ程度から入手できます。
購入時は「天然白トリュフ使用(tartufo bianco naturale)」と明記されたものを選ぶと、人工香料で風味付けしただけの廉価品との品質の差を確実に回避できます。
6位 タラーリ(Taralli)
タラーリはイタリア南部のプーリア州を発祥とするリング型の固焼きスナックで、小麦粉・オリーブオイル・白ワイン・塩を主原料に成形後に茹でてから焼くという独特の二段調理が特徴です。
発祥地プーリアでは「食べ物が余った時に形を変えて無駄なく使う農民の知恵」として生まれたと言われており、ハードなビスケット状の食感がワインやビールのお供として絶妙なおつまみになります。
北部のトリノでは南部の食文化が持ち込まれた形でタラーリが定着しており、スーパーや食料品店でオリーブ・フェンネル・黒こしょう・チリなど複数のフレーバーバリエーションが揃っています。
プレーンなオリジナル味のタラーリはクセが少ないためグリッシーニと組み合わせて「イタリアのパン菓子詰め合わせセット」にするとワインのアペロタイムに最適な一箱になります。
袋入りで個別包装もしやすく、常温で比較的長期間の保存が可能なため、帰国後の配布タイミングを気にせずにまとめ買いできる手軽さも魅力です。
トリノのスーパー(EsselungaやConad)では3〜6ユーロと手頃に揃うため、チョコやワインが多少予算オーバーになってもタラーリで帳尻を合わせることができます。
7位 ピエモンテ産アンチョビ(Acciughe)
「山の中でアンチョビ?」と思われがちですが、ピエモンテのアンチョビは北部リグーリア海岸で水揚げされたカタクチイワシをアルプスの麓まで運んだ歴史的な交易ルートの産物で、塩漬け・熟成加工を経て独自のピエモンテ産食文化として昇華されました。
かつては「アンチョビの行商人(acciugai)」がリグーリア海岸からアルプスを越えてピエモンテの村々に塩漬けアンチョビを届ける職業として存在しており、その交易の歴史がピエモンテ料理にアンチョビを不可欠な食材として根付かせました。
ピエモンテのアンチョビ料理で最も有名なのが「バーニャ・カウダ(Bagna Cauda)」で、アンチョビとニンニクをオリーブオイルで煮溶かしたソースに生野菜を浸して食べるピエモンテの郷土料理です。
市場や専門食料品店では塩漬けアンチョビ(フィレ)の缶詰・瓶詰めが5〜15ユーロで購入でき、帰国後に自家製バーニャ・カウダを作る材料としても活用できます。
料理好きやイタリア料理に関心がある方へ「食材の歴史と使い方の説明」を添えて贈ると、単なる食品土産以上の知的な価値を持つギフトになります。
瓶詰めや缶詰は日本への持ち込みが可能な加工食品ですが、液体を多く含む瓶詰めを手荷物で持ち込む場合は100mlの液体制限に注意し、なるべくスーツケースに収める方が安心です。
8位 ビチェリン(Bicerin)チョコレートドリンクの素
ビチェリンは1763年にジュゼッペ・デンティスがトリノのコンソラータ聖堂向かいに開いた小さなカフェ「Caffè Al Bicerin」で生まれたトリノ固有のホットドリンクです。
エスプレッソ・溶かしたダークチョコレート・生クリームを混ぜ合わせずに層状に重ねて小さなグラスで供するスタイルが独特で、一層ずつ順番に味わいながら最終的にすべてが混ざり合う変化を楽しむのが本来の飲み方です。

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