ドイツ語検定(独検)準1級 二次試験合格ポイント

ドイツ語検定の公式ホームページにも記載されていますが、二次試験の審査ポイントは以下の通りです。

・発音とイントネーション(1級・準1級)
・文章構成能力(1級・準1級)
・テーマに即して意見を述べる能力(1級)
・描写能力(準1級)
・コミュニケーション能力(1級・準1級)

準1級を受験される方の中にはGoethe InstitutなどでCEFRの試験をすでに受験したことがある方もいらっしゃると思いますが、独検準1級の試験はB1の会話試験に比べると、かなり「簡単」な内容です。ただし対話相手が受験生同士ではなく、試験官なのでコミュニケーションに注意が必要です。

準1級の具体的な合格ポイントは以下の通りです。

・難しい話をしない。

準1級では「テーマに即して意見を述べる能力」は求められていません。もしあなたが大学生だとして「卒論」や「ゼミ」に関する話を自分から振ってしまうと、それについて意見を述べる状況に陥ってしまいます。十分な語彙力があれば問題ありませんが、専門的な単語などを説明できないのならば、アカデミックな話はしない方が無難です。また「研究」や「大学院」の話をしてもそれに関する詳細を求められる可能性が出てきてしまいます。あくまで準1級で必要となるのは「描写能力」と「対話力」なので、ドイツ旅行や家族の話など一般的な内容に自ら終始させることも1つのポイントです。社会人の方も「経済」「政治」「ビジネス」の話をして自分自身が説明に困るような状況を作らない方がよいでしょう。

・早口で話さない。

準1級・1級共に「発音」と「イントネーション」が審査ポイントに入っています。早口で話すことで、審査員が単語を聞き取れなければ減点の対象になってしまいます。「はっきり」と相手が聞き取りやすい言葉で話すよう心がけてください。また、一般的な話ですが、試験で緊張をしていると普段より早口になる人がいます。そういう人は、いつもより少しだけ「ゆっくり」話すよう心がけるのも良いかもしれません。

・難しい表現を多用しない。

準1級では機能動詞や熟語が一次試験の試験範囲になっているため、会話試験でも難しい表現を多用しようとする人がいますが、準1級の会話試験で大切なのは、きちんと意思疎通をすることです。高度な表現で話すことよりも、わかりやすい言葉で会話が続くように心がけてください。

・分からなくても適当に会話をしたり、黙ったりしない。

試験官の言っていることが分からない時は聞き直すことも重要です。聞き直した位ではたいした減点にはなりません。それよりも勝手に意味を推測して適当に返したり、見当違いのテーマのまま話を進める方が「聞き取れていない」「意思の疎通ができない」とみなされ、減点の対象になり得ます。

すでに一次試験を突破をしている方は二次試験合格のための十分な実力をお持ちですので、焦らず平易な表現で対話をするよう心がけてください。また独検の二次試験向け教材は限られていますが、ネット上にある「英検」3級〜2級の二次試験問題をドイツ語でこなしておくことも試験対策になります。余裕があればチェックしてみてください。

発音とイントネーション ▶︎ はっきり・ゆっくり話すように

文章構成・描写 ▶︎ 難しい表現よりも正しい文法で

コミュニケーション ▶︎ 分からなければ聞き返すように

ドイツ語で説明できない話は自分から振らないように

最後に

試験官は5〜10分程度の限られた時間の中で受験者のドイツ語力を判断します。普段ネイティブと会話をする力を持ち合わせていたとしても、試験時間内にそれを発揮できなければ「ドイツ語が話せない」と見なされてしまいます。試験前は緊張するかもしれませんが、落ち着いて、はっきりとドイツ語を話し、自身が十分なドイツ語力があることをきちんとアピールしてください。皆様の合格を心から願っております。

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