南インドのコーヒー文化は北インドとは全く異なります。チェンナイ名物の「フィルターコーヒー(Filter Coffee)」は、コーヒーとチコリをブレンドした専用パウダーを金属製フィルターで抽出し、熱々の牛乳と合わせて飲むスタイルで、地元の人々が毎朝欠かさない一杯です。チェンナイ市内のスーパーマーケットや「ムルガン・イドリ・ショップ(Murugan Idli Shop)」周辺の食料品店では「CCDコーヒー」「ニルジラ(Nilgiris)」ブランドのフィルターコーヒーパウダーが手頃な価格で揃っています。300〜2,000円相当でばらまきにも最適です。
ブロンズ製ナタラージャ像
踊るシヴァ神「ナタラージャ(Nataraja)」のブロンズ像は、南インドを代表するアイコニックな工芸品で、タミルナドゥ州の職人が古代のロストワックス法(蝋型鋳造)で製作する本物は芸術的価値も高いです。チェンナイのプーンプハール(Poompuhar)では政府公認の職人作品を購入でき、品質と価格の信頼性が高い点が旅行者に人気の理由です。小型のものは1,500〜3,000円相当、手のひらサイズでも存在感のあるディスプレイアイテムとして海外でも注目されています。
ドライフラワー・フレッシュジャスミン(クモル・マーラ)
チェンナイの女性たちが毎朝髪に飾る白いジャスミン(マリゴールドと合わせてガジュラと呼ばれる花飾り)は、インド南部ならではの芳香あふれる文化です。現地でフレッシュな花束を楽しむだけでなく、ドライフラワーやポプリにして持ち帰るのもおすすめ。ムーアマーケット(Moore Market)やコヨンベドゥ市場(Koyambedu Market)の花市場は早朝から花売りが並び、圧倒的なカラフルさで旅行者を魅了します。ジャスミンガーランドは100〜500円相当です。
チェッティナード綿布(チェッティナード・コットン)
タミルナドゥ州南部のチェッティナード地方で伝統的に織られる綿布「チェッティナード・コットン」は、白地に色とりどりの縞模様や格子模様が特徴の手織り布地です。サリーやドゥパッタ(スカーフ)、テーブルクロスなど様々な製品に仕立てられており、Tナガルのファブインディア(Fabindia)やハンドルームハウス(Handloom House)で手に入ります。軽くてシワになりにくいため旅行中に購入しやすく、価格は500〜4,000円相当とリーズナブルです。
コランム模様のステンシルセット(コーラム)
南インドの家庭では、毎朝玄関先に米粉や石灰粉で幾何学模様を描く「コーラム(Kolam)」という風習があります。この模様をステンシル(型)にしたセットは、プーンプハールや雑貨店で300〜1,500円相当で購入でき、日本に持ち帰ってもアートとして楽しめるユニークなお土産です。南インド固有の文化を形にしたみやげとして、インド文化に興味のある方へのプレゼントに特に喜ばれます。
タミルナドゥ産天然ハーブ石けん
タミルナドゥ州はニーム(インドセンダン)、トゥルシー(ホーリーバジル)、クルンジ草など薬草の産地として知られており、これらを配合した天然ハーブ石けんが土産として人気です。プーンプハールやカーディ・インディア(Khadi India)の直営店では、200〜1,500円相当で入手でき、無添加・無農薬のものが多くスキンケアにこだわる方へのプレゼントに最適です。
南インドスパイスセット(サンバルパウダーなど)
南インド料理の要となる「サンバルパウダー」「ラッサムパウダー」「コリアンダーパウダー」のセットは、本格的な南インド料理を自宅で楽しみたい方へのお土産として最高です。Tナガルやチェパウク周辺のスパイス専門店では、量り売りのフレッシュなブレンドスパイスが200〜1,000円相当で手に入ります。密封パッケージを選べば機内持ち込みも問題なく、旅行最終日に空港やスーパーマーケットで購入するのも手です。
カラムカリ布(Kalamkari Fabric)
アーンドラ・プラデーシュ州発祥の伝統的な木版染め布「カラムカリ(Kalamkari)」は、神話の物語をモチーフにした複雑な模様が魅力で、南インドの工芸品ファンに絶大な人気を誇ります。チェンナイのプーンプハールや、エグモアにある「クラフツ・カウンシル・オブ・インディア(Crafts Council of India)チェンナイ店」で本物の職人作品が手に入ります。価格は1,000〜8,000円相当で、ストールやカバーとして実用的に使えるのも魅力です。
クラフツ・カウンシル・オブ・インディアは非営利の工芸品支援団体が運営するショップで、職人から直接仕入れた正規品のみを販売しており、品質の信頼性が特に高いです。
トドゥ(南インドシルバーアンクレット)
南インドの女性が伝統的に身につけるシルバー製アンクレット「トドゥ(Todu)」は、ずっしりとした存在感と繊細な彫刻模様が特徴です。T・ナガルのサラヴァナ・ストアーズ(Saravana Stores)周辺にはシルバージュエリー専門店が集まっており、本格的なタミルナドゥ様式のアンクレットが1,000〜10,000円相当で購入できます。南インド独特のデザインは北インドや他国では手に入らないため、ジュエリー好きへの贈り物として特に喜ばれます。
木彫りのガネーシャ像
幸運の神ガネーシャを木彫りで表現した置物は、南インドのタミル職人によるものが特に品質が高く、表情の細かさと丁寧な仕上げが際立っています。小さなものは500〜1,000円相当から、精巧な大型作品は5,000円以上になることもあります。プーンプハールや政府博物館ショップで品質保証付きのものを選ぶのが無難です。
ムットゥスワミ・ディクシタル音楽CD・民族楽器
チェンナイは南インド古典音楽(カルナーティック音楽)の中心地として知られており、伝説的な作曲家ムットゥスワミ・ディクシタルや巨匠演奏家のCDは音楽好きへのお土産として高い文化的価値があります。ムーアマーケット(Moore Market)近くや、エグモアにある「ヒギンボサムズ(Higginbothams)」(1844年創業のインド最古の書店)ではカルナーティック音楽のCD・楽譜が充実しています。タンブーラやヴィーナなどの弦楽器は大型ですが、小型の楽器(チェンダ・ドラムなど)は500〜5,000円相当でお土産にもなります。
おみやげが売っている場所
チェンナイでのお土産ショッピングは、T・ナガルとエグモア地区を中心に押さえておけば、ほぼすべてのカテゴリーが揃います。

コメント